大型連休の中、熊本県・南阿蘇へ行ってWillerトラベルのレストランバスに乗ってきた。これは、地域の食材を、生産者さんのお話を伺いながら巡りつつ、特別な改造をした2階建てバスで移動しながら食事するという珍しい企画のもの。
先月、震災から丸一年が経過した時に、思い出したようにいろいろな報道特集があったが、このレストランバスは、その際にちらっと話題になっていたものだった。
レストランバスとは?
このレストランバスは、世界中にたった2台しかない特別な改造を施されたレストラン仕様のバスで、2017年5月時点では新潟と熊本に配備してあり、コース料理を愉しみながら、周りの風景も同時に愉しむことが出来るという大変珍しいもの。
当然の事だが期間限定で、地域も限定されるもので、今年の大型連休時点では新潟と熊本でしか運行していなかった。だが、これだけ素晴らしい企画なので、いずれ持ち回りで他の地域にも巡っていくことだろう。
実際、乗車中も遠方からの注目度はハンパないので、いずれ口コミが広がり、「是非、ウチの地域でも!」というお話は増えてくるだろうと思う。
↑こんなのが走る訳だから、注目されるのは当然(^^ゞ
出来る事であれば、今回の阿蘇版の様に、震災復興などに活かして頂きたいと思う。
一般的にはメジャーじゃないのに素晴らしい観光地なんていう所は沢山有るし、地元で取れた食事をまずは食べてもらえるというのは素晴らしい事なので、地域興しに最適なのでは無いだろうか?
レストランバスの概要
レストランバスは、いわゆる普通の大型バスを改造し、
一階を厨房に、二階をレストランにしてある特別な車両だ。
現時点では2台しか存在しない。
この様に、1階には運転席と厨房、冷蔵庫などが有り、2階が全部客席になっている。
車内の雰囲気
一番乗りだったので、広々とした車内をまずは堪能。
天井がガラス張りなので
天気が良すぎる時は、この様にシェードが掛かっている。
運転席が1階にあるので、進行方向の見晴らしも素晴らしい。
↑このシートはガイドさん専用。
高級感のある専用設計のテーブルには、
グラスを引っかける事が出来る工夫がされている。
テーブルには滑り止めの透明シートも貼ってあり、
移動中に安心して食事が出来る様にしてある。
天気が良ければ
(そして日焼けや熱中症が心配されなければ)
この様に屋根をフルオープンにする事も出来る。
ちなみに開閉は手動で結構な重労働。
↑開けているのはイケメンの若者マネージャー。
こうなると「走るオープンテラス」と言っても良いくらい。
意外と風の巻き込みも少なく快適に食事できるが、
高架下をくぐる時や森の横を通る時は
なかなか独特なスリルが味わえる(^_^)