黄色の点滅信号は「止まれ?」

昔、先輩の車で家まで送ってもらったときのこと。

夜中だったのでほとんどの信号が点滅になっていたのだが、その先輩の運転があまりにも恐ろしかった事を忘れられない。

何故なら

「黄色点滅信号では一時停止」

「赤色点滅信号は徐行で突っ切る」

のだ。

田舎の真夜中なので、どっちにしても誰も通らなかったのだが、
流石にあまりに怖くて、ちょっと質問してみた。

「赤色点滅信号で止まらなくて良いんですか?」

しかし、返ってきた答えにさらに戦慄を覚えることになった。

「赤は徐行、黄色は一時停止だろ?」

・・・

ヲイヲイ・・・

流石に突っ込まずには居られなかったが、
なんとこの先輩、免許取得試験でも、この回答をして合格しており、
この説が正しいと信じ続けて十数年運転を続けていたらしいのだ。

本当に、それまで何事も無くて本当に良かった・・・
というのが正直な感想だった。

運転免許学科試験について

免許取得者は覚えているかと思うが、運転免許取得の学科試験は、満点で無くても合格する。仮免、本免ともに90点以上というのがボーダーラインだ。

運転免許の学科試験の合格点は、1問が1点配分であり、100点満点中【90点以上】で合格となります。問題は全ての学科項目から出題されますので、しっかりと要点を抑え効率良く勉強しましょう!

これはつまり、ヤマ勘でも何でも良いのでそれだけの割合で正解すれば良いという事であり、実際、友人でヤマ勘一本槍というツワモノも居たが、結果として間違った答えが非常に重要な設問だったとしても、他の問題で正解を取っていてボーダーラインを超えていれば、学科試験は合格してしまう。残念ながら、その友人は玉砕を続けていたが。

当時は、多少、学科が苦手でも、実技試験で特に問題が無ければ、そのまま免許証を取得出来てしまっていた。

実際には、筆記試験でなにか決定的に間違っていても、路上講習などで実際の場面に遭遇した時に、自分の間違い、今回で言えば点滅信号に気づくケースもあるわけだが、何かの巡り合わせでそのような場面に遭遇しなかった場合、間違った知識を持ったままでも運転免許を取得できてしまうという事に驚いた。

こんな間違いでも通ってしまう。

たとえば、極端な話だが、筆者が今でも覚えている設問で

「覚せい剤などの薬物を使用して運転してはならない。」

というのが有ったのだが
これに対して「○」をつけていたとしても、
他の問題で正解が多く、トータルで合格ラインを超えていればOKなのだ。

通常は、その後の実技教習で、「おいおい、君、今、薬物やってる?」なんていう感じで、その間違いを指摘されるような実例に遭遇する可能性は極端に少ないだろうから、この間違った考えについて、誰も咎めることが出来ないまま、路上に出ることが可能となってしまう。

まぁ、これは極論だが、こういう知識で免許を取得したとして、いざ検挙されたときに「イヤ、自分はこの考えで免許証を取得したから大丈夫の筈だ!」という理屈になってしまうかもしれない。

間違いを指摘出来る仕組みを希望

過剰に考え過ぎているのかもしれないが、実際に、点滅信号だとは言え、間違った知識で十数年運転を続けていた人物を目の当たりにしている以上、運転免許証取得試験については、以下の様に提案をしたいと思う。

間違った設問については解説をする。

本来であれば、満点で無ければ不合格、という事でも良いとは思うのだが、人間なのでケアレスミスなども有るだろうから仕方ないだろうし、せめて、どんなに手間が掛かったとしても

「間違っている設問については本人に通知して再教育する」

という制度が必要なのではないだろうか?

学校の試験では当たり前に行う事だと思うのだが、直接危険と隣り合わせの運転免許取得試験に於いて、間違いに気づかせてくれる仕組みが無いというのは、実際、危険を防げない事につながりはしないだろうか?

「危険を知らなかった」で事故を起こされて被害者となり、命や健康を奪われてしまっては、あまりにもヤルセナイだろう。

手遅れになってしまう前に、検討して貰いたいところだ。

もっとも、筆者が免許証を取得してから数十年経過しているので、今は対策が打たれているのかもしれず、その際は、自らの不明を恥じるしか無い。

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